2024年度会員総会開催

2024年度会員総会開催

日本コーフボール協会は初めての試みとして、会員の皆様へのご理解とご協力、日頃の感謝を込めて会員総会を開催しました。年次活動報告および今後の活動方針の発表が行われました。また、コーフボールの普及発展に貢献したクラブを表彰する「Japan Korfball Award」表彰式も執り行われました。

2024年度活動報告と今後の展望

会員総会は監事に就任された飯田祥明氏(南山大学准教授)のあいさつに始まり、各担当理事や代表チーム監督から2024年度の活動報告が行われ、各種広報や機材の売れ行き、各代表チームの成果の報告されました。また、今後の方針として、地域に根差した普及活動の強化、学校教育との連携推進、競技環境の整備などが示されました。特に若年層への普及活動と機会の増加に重点を置く計画が発表されました。

Japan Korfball Award 2024表彰式

Japan Korfball Awardは、コーフボールの普及発展に顕著な貢献をした団体を表彰し、その活動を讃えることで、さらなる競技の発展を促進することを目的としています。賞の内容は国際コーフボール連盟(International Korfball Federation)が各国の協会を表彰するWorld Korfball Awardと揃えています。一部は日本協会独自の内容もあります。本年度は以下の5つのクラブが表彰されました。

受賞クラブ

ベストグラスルーツ賞:奈良教育大学コーフボール部
大学でのコーフボール授業の実施やジュニア世代への練習会開催など、草の根的な普及活動を通じて、コーフボールの認知度向上に貢献しました。

ベストエデュケーション賞:コーフボールクラブ埼玉
中学・高校世代への効率的な授業テンプレートの開発と実施により、教育現場でのコーフボール導入を促進。次世代の競技者育成に大きく貢献しました。

ベストイノベーション賞:湘南横浜コーフボールクラブ
アーバンコーフボール向けの夜間利用可能な機材を開発。夜間の競技環境の整備に革新的なアプローチで取り組みました。

ベストコーポレーション賞:名古屋Willows
ネットボール団体や地域の大学との協力的なイベント開催を通じて、多様な団体との連携による普及活動を展開しました。

特別賞:石川スーパーウルフ
被災地域におけるスポーツを通じた復興支援活動が評価され、特別賞を受賞。地域コミュニティの再生にコーフボールを通じて貢献した功績が讃えられました。

記念ボールロゴデザイン

今回の表彰式を記念して、公式デザイナーの津守氏によるスペシャルロゴが制作されました。

津守氏は「実際にプレーしている選手の姿をモデルにわかりやすく親しみのあるロゴを心がけました。日本代表ロゴにも使用していて、このシルエットがコーフボールのロゴだと浸透していってくれたら幸いです。今回アワードという晴れの場であるということで、落ち着いたネイビーと高貴なゴールドの配色で特別感を表現いたしました。」とコメント。このロゴの一部が日本代表ロゴにも採用されているシルエットが、コーフボールの象徴として広く認知されることを期待しています。

日本コーフボール協会は、今回の表彰を通じて、各地域での普及活動の活性化と、より多くの人々がコーフボールに親しむ機会の創出を目指していく方針です。