ご挨拶

この度はコーフボールにご興味をお持ちいただきありがとうございます。コーフボールの特徴と、日本コーフボール協会の今後の方向性について説明させていただきます。

【コーフボールとは】
コーフボールは、オランダ発祥の男女混合のみのルールがあるユニバーサルスポーツです。2024年現在世界約70カ国で取り組まれています。


【コーフボールの特徴】
コーフボールの最大の特徴は男女が同時にコートに立ち、男女がルール上完全に平等であることです。バスケットボールに似ていますが、ドリブルが出来ず、同姓同士のみにしかディフェンスをできないなど、ルール上の様々な制約があり、男女の協力や戦略的な思考が重要となるスポーツです。

【協会のミッション】
「コーフボールを通じて日本社会を活性化する」ことがミッションです。コーフボールの最大の特徴は「男女平等」にあり、この理念を日本に広めることで、男女格差が大きい日本社会の発展につながると考えています。

【ビジョン】
ビジョンは、半世紀後にはバスケットボール並みの人気スポーツとなることです。

【現状と課題】
他の多くのスポーツでも同様ではありますが、これまでの日本コーフボールは、一部の有志のボランティアに過度に依存した不安定な運営でした。Better Togetherの精神の元、コーフボールに尽力する人々に機会が行きやすいような制度設計を目指しています。

【長期戦略”JKA Strategy 2032+”】
コーフボールの健全な発展に向け、国際コーフボール連盟の”IKF Strategy 2032+”に対応する形で、”JKA Strategy 2032+”を策定しました。その中核は”Work Together, Better Together(共に働くことで、共により良く)”です。優れた人材に機会を提供し、運営・普及・発展を一体化して推進します。
国際コーフボール連盟のコアバリュー”Better Together(共によりよく)”は、日本の伝統精神”和を以て貴しとなす”とも通じるものがあります。


【”Work Together”の実践】
コーフボールはチームスポーツです。得意・不得意を補い合い、互いに助け合うことが大切です。一部の人に頼るのではなく、全員で様々な役割を担いながらレベルアップしていきます。日本代表チームも同様に、競技力向上だけでなく運営・普及の中核を担います。


【結びに】
日本コーフボールと深く関係する花に「あさがお」があります。あさがおの花言葉は「結束」です。このあさがおは、特徴として、元が同じ種であっても、少しずつ違う色や模様の花が咲くそうです。
皆様それぞれのコーフボールへの想いを咲かせた綺麗な花が、共に結束し、全体としてより美しくなるように、共に歩んでいければと思います。

Better Together!

第5代日本コーフボール協会会長
篠原肇


略歴
慶應義塾大学理工学部卒・理工学研究科修士修了。イギリス・ケンブリッジ大学物理学博士号(PhD)取得(ウィントン特待生)。事業売却の経験や、ホワイトハットハッカー、外資系コンサルティングファームを経て、現在外資系IT企業にて人工知能や量子コンピュータの研究に従事。慶応義塾大学体育研究所研究員。

コーフボール役職歴
日本コーフボール協会会長 (2024-present)
日本コーフボール協会理事 (2022-2024)
国際コーフボール連盟監査委員 (2021-present)


所信表明挨拶はこちらをご参照ください。