第一回ビーチコーフボール日本選手権大会実施報告
2024年10月、兵庫県神戸市の須磨海岸で開催されたJBG須磨2024(ジャパンビーチゲームズ須磨)の一環として、記念すべき第一回ビーチコーフボール日本選手権が行われました。全国から7チームが参加し、美しい海岸を舞台に熱戦が繰り広げられました。
大会概要
開催日: 2024年10月5,6日
会場: 須磨海岸(兵庫県神戸市)
主催: 湘南横浜コーフボールクラブ
認定:日本コーフボール協会
共催: JBG須磨2024実行委員会
大会URL: https://jbgf.jp/jbg_suma2024/
参加チーム全7チーム
教育大学
VICUS United
Bamboo Otoyo
岡山県コーフボール協会
コーフボールクラブ埼玉
名古屋Willows
湘南横浜コーフボールクラブ
※ 教育大学は、メンバーが協会登録チームが複数にわたる合同チームにより、オープン参加扱い
※ 岡山県コーフボール協会は2日目の日程で人数が最低未満となり2日目は棄権扱い
大会形式は全チーム総当たり戦+順位決定戦
リーグ結果:
No. | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | – | 7-14 × | 3-9 × | 棄権勝 | 4-8 × | 5-4 〇 | 7-9 × | 2勝4敗 |
2 | 14-7 〇 | – | 10-4 〇 | 5-6 × | 4-7 × | 8-3 〇 | 4-4 △ | 3勝2敗1分 |
3 | 9-3 〇 | 4-10 × | – | 7-1 〇 | 4-8 × | 5-6 × | 4-3 〇 | 3勝3敗 |
4 | 棄権負 | 6-5 〇 | 1-7 × | – | 1-4 × | 5-8 × | 棄権負 | 1勝5敗 |
5 | 11-4 〇 | 7-4 〇 | 8-4 〇 | 4-1 〇 | – | 4-3 〇 | 4-3 〇 | 6勝0敗 |
6 | 4-5 × | 3-8 × | 6-5 〇 | 8-5 〇 | 3-4 × | – | 5-3 〇 | 3勝3敗 |
7 | 9-7 〇 | 4-4 △ | 3-4 × | 棄権勝 | 3-4 × | 3-5 × | – | 2勝3敗1分 |
2. VICUS United
3. Bamboo Otoyo
4. 岡山県コーフボール協会
5. コーフボールクラブ埼玉
6. 名古屋Willows
7. 湘南横浜コーフボールクラブ
順位決定戦
5位決定戦(参考試合)
教育大学 8 – 4 湘南横浜コーフボールクラブ
3位決定戦
名古屋Willows 11- 7 Bamboo Otoyo
決勝戦
コーフボールクラブ埼玉 6 – 2 VICUS United
最終順位
1位 コーフボールクラブ埼玉
2位 VICUS United
3位 名古屋Willows
4位 Bamboo Otoyo
5位 湘南横浜コーフボールクラブ
6位 岡山県コーフボール協会
オープン参加 教育大学
体験会開催
リーグ戦と順位決定戦の合間に体験会を開催しました。コーフボールを目新しそうに見つめ、楽しそうにコーフにボールを投げ入れていました。
表彰式
表彰式はJAPAN BEACH GAMES須磨2024特設ステージで行われました。
優勝:コーフボールクラブ埼玉
準優勝:VICUS United
3位:名古屋Willows
大会MVP(得点王)
男性:秋山仁志
女性:金澤遊
大会の様子
須磨海岸の美しい砂浜と青い海を背景に、ビーチコーフボールの熱戦が繰り広げられました。JBG須磨2024の一環として開催されたこの大会は、観客の注目を集めました。砂の上でのプレーは通常のコートと異なり、選手たちは新たな挑戦に直面しながらも、ダイナミックなプレーを披露しました。潮風と太陽の下、選手たちは砂の感触に慣れながら、巧みなパスワークとシュートを繰り出しました。
JBG須磨2024の他の競技との相乗効果も見られ、ビーチバレーやビーチサッカーなど、他のビーチスポーツファンの関心も集めました。これにより、コーフボールの認知度向上にも大きく貢献しました。
実行委員長笹壁和佳奈氏コメント:
初めてのビーチコーフボールの大会ということもあり、参加チームがなかったらどうしようかと不安もありましたが、全国から計7チームものチームに参加いただき大会を無事終えることができました。皆様のご協力心より感謝申し上げます。
10月とは思えないほど暑い中、ビーチならではのダイナミックなプレイやスピーディーな展開など熱い戦いが繰り広げられ、ビーチコーフボールの面白さを改めて実感しました。
この大会を機にインドアのみならず、日本のビーチコーフボールを盛り上げていきましょう!
協会会長篠原肇氏コメント:
まず、大会ホストの湘南横浜コーフボールクラブの皆様におかれましては、準備から運営など大変ありがとうございました。
今回は日本コーフボールにとって、完全に初めてのビーチコーフボールの大会かつ、ジャパンビーチゲームズという全国規模の大イベントに参画する形での開催となりました。
最初のチャレンジということもあって、細かい問題はいくつか発生してしまいました。しかしながら、コーフボールのコアバリューは「Better Together:共により良く」です。皆様でラインのテープが切れてしまった時も別のテープで応急措置を頂いたり、試合のタイマーが光が反射して見えづらい現象を、フリップや画用紙を用いて時間が分かりやすくしていただいたり、マイクの電池が切れてしまった際には、大声で選手紹介を読み上げていただき、日影がない中を日傘で鑑賞エリアをお創りいただくなど、参加者の皆様が様々なアイディアを出し自ら考え、臨機応変に大会の成功に向けご尽力いただいたこそ、この大きな一歩を成功裏に終えることが出来ました。大変ありがとうございます。
今後も多くの地域、多様な分野で活躍されている皆様と共に、力を合わせて、私たちのこのコーフボールを「共により良く」していければと思います。皆様の変わらぬご支援ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
総括
第一回ビーチコーフボール日本選手権は、須磨海岸の美しい環境と参加者の熱意により大成功を収めました。この大会は、日本におけるビーチコーフボールの可能性を示すとともに、JBG須磨2024という大規模なビーチスポーツイベントの一部として開催されたことで、コーフボールの認知度向上にも大きく貢献しました。
砂浜という特殊な環境でのプレーは、選手たちに新たな技術と戦略の開発を促し、コーフボールの新しい魅力を引き出しました。また、ビーチスポーツならではの開放感と爽快感は、観客にも大きな印象を与えました。
今後は、この経験を活かし、インドアとビーチの両面でコーフボールの魅力を広げていくことが期待されます。また、JBG須磨のような大規模イベントとの連携を通じて、さらなる普及と発展を目指していきます。