南山大学におけるコーフボール授業実施報告

■授業の背景と目的
愛知県名古屋市にある南山大学の体育の授業にてコーフボールの授業を行いました。2025年度は5月と7月にそれぞれ3回ずつ授業を行い、今回は7月度のレポートとなります。
本授業は、「バスケット型スポーツ」をテーマとして、様々なスポーツに取り組み、健康的に楽しむことができるマイスポーツを見つけることを目的としています。また他にも3×3やネットボールといった種目を実施しています。
■授業の概要
- 日時:2025年7月7日、14日、21日(それぞれ11:05〜12:45)
- 参加者:受講者数20人(1〜4年、専攻は多様。男女比約1:3)
- 講師:名古屋Willows 信時盛人
- サポート:名古屋Willows 岡田侑大、瀬嵜遥菜、出口慎吾、大島絢佳、沖本哲郎、竹内結菜、林真貴子
■授業の内容
本実習は、「バスケット型スポーツ」をテーマとして、様々なスポーツに取り組み、健康的に楽しむことができるマイスポーツを見つけることを目的としていることから、競技の楽しさを「自ら」発見するということを重視しました。
- DAY1「なにこれ面白い!」を体験する(自己決定感)
ルール説明、デモ、ハーフコートゲーム中心 - DAY2「ちょっとできるようになった!」を感じる(成長実感)
シュートスキル、戦術シェア、フルコートゲーム - DAY3「チームで考えた戦術・連携を試し、面白さ・奥深さ」を実感する(自分ごと化)
振り返り中心、ハーフコートゲーム、フルコートゲーム

〈2年女子(ネットボール選手)〉
ネットボールと共通している点:
・相手の持っているボールに直接触れることはできない
ネットボールと比較したコーフボールの魅力:
・ゴールが360°のため、身長が低くてもリバウンドが取れるし、ボールマンの近くで手を伸ばせばディフェンスが成立するので、低身長プレーヤーも活躍できる競技だと感じた。
ネットボールと真逆だと感じたこと:
・シュートを打てるのは一瞬→ネットボールは落ち着いてシュート打てるが、コーフボールは綺麗な体勢ではあまり打てない
・ネットボールはパスでなるべく前に進めたい→ボールに飛びつく大きなミートをする。コーフボールはすぐにシュートを打つことが必要だから、勢いを殺しながらミート、または後ろに下がりながらミート
ディフェンスについて:
・ネットボールはボールマンから1m離れてから手を上げてディフェンス→コーフボールはピッタリ付き、手をあげないといけない
・ネットボールはボールとマークマン両方見る、コーフボールはマークマンをガッチリ見る→シュートを打たれたら仲間が声出さないと分からない
〈2年女子〉
前回に引き続き、経験者の方のご指導により、普通の体育止まりではなく少し踏み込んでコーフボールというスポーツを学ぶことで、自分の中のスポーツ経験値が少しばかり上がったような気がします。個人的にはコーフボールというのはゴールが中心にあるため、如何に360度あるスペースを上手に使うか、ノーマークでボールを貰うかということが勝負の要であると感じました。有意義な時間をありがとうございました。
〈その他コメント〉
- ドリブルもシュートも限定されて少しなれないところがあったが戦術をしっかり考えれば得点もできていいと思う
- オフェンスもディフェンスどちらもできるところが良かった。また、接触が少ないので男女ともに楽しめる点や男性同士女性同士のマークで固定されてるがゆえの位置取りの戦術などが面白かった。
- コミュニケーションを取って改善できたことが嬉しかった。

■授業担当者の声(飯田祥明先生)
今回は参加者が20名前後と比較的多かったため、ハーフコートでのゲームだけでなく、オールコートを使ったゲームにも挑戦することができました。初回はルールの説明や基本的なシュート練習を行った後に、ルールを少し緩めにしたゲームを実施しました。特にディフェンスに関しては細かい反則を取らず、まずは自由にプレーしてもらうことで雰囲気に慣れることを大切にしました。
2回目の授業では、バリエーションを増やしたシュート練習を行った後、ゲーム形式に取り組みました。さらに3回目にはウィローズのメンバーも加わり、混成チームでのゲームを中心に展開しました。参加者同士で積極的にコミュニケーションを取りながらプレーする姿が見られ、初心者から経験者までそれぞれに工夫しながら取り組んでいたのが印象的でした。
当初は、初心者にとってはハーフゲームの方が理解しやすく、取り組みやすいのではないかと考えていましたが、実際にはオールコートでプレーした方が「攻めと守りにそれぞれ集中できるので楽しい」という声が多く聞かれました。コート全体を使うことで試合展開にメリハリが生まれ、より本格的な競技の面白さを感じられるのだと思います。
こうした受講生の反応を受けて、今後は積極的にオールコートのゲームを取り入れていきたいと考えています。人数が多いからこそ実現できるゲーム形式を工夫しながら、初心者でも楽しく学べる授業運営を目指していきたいと思います。
■講師の声(名古屋Willows:信時盛人)
南山大学でのコーフボールの授業は、一昨年、昨年に続き3回目の実施となりました。今年は5月と7月にそれぞれ3週にわたって授業を行うこととなりました。特に人数の多かった7月はカリキュラム作成に携わらせていただいたことで、授業の目的にのっとった「マイスポーツを見つけること」を達成するために自分で楽しさに気づく工夫や、少しでも成長を感じるような授業づくりができたと感じています。
今回は仕掛けとしてあまり多くを伝え過ぎず、自分たちの中でコミュニケーションを積み上げコーフボールを理解していく形としたため少し不安な部分もありましたが、戦術のアイデアを掴んだ学生がその内容を仲間にシェアする姿など見られ結果的には良かったと思いました。
最後に、今年で3年目になりましたが、こうして授業の機会をいただけたことに改めて感謝しています。南山大学の飯田先生、そして楽しみながら参加してくれた学生のみなさん、ありがとうございました。
■今後の予定
9月15日(月・祝)@南山大学
〈ネットボール×コーフボール オープンインカレフェスティバル〉
バスケットボールに似た種目である「ネットボール」と合同で大会(イベント)を開催します。対象は主に大学生で、初心者や未経験者向けに各競技ルールの説明やデモ試合を予定しています。
■コーフボールクラブ名古屋Willows 連絡先
- ホームページ:https://willows.timemaking.jp
- Instagram:https://www.instagram.com/korfball_nagoya/
- メール:korfballclubnagoya@gmail.com
今後もコーフボールの普及、発展に努めてまいります。
南山大学でのコーフボール授業が3年目を迎え、授業内容も年々充実してきていることが伺えます。特に学生自身が主体的に楽しさを発見し、成長を実感できる授業設計は素晴らしいですね。今後の更なる発展を期待しています。
